綱川千帆

栃木県生まれ。3歳よりピアノを始める。10歳の時に才能を見出され、12歳より渡英しミケランジェリの最高弟子であったノレッタ・コンチ氏に師事。特待奨学生として英国王立音楽院青少年のため の音楽教室に通う。ロンドン芸術学校中等部、パーセル音楽高等学校卒業。高校在学中、シューベルトの 五 重 奏 “ます” をクラシックFMラジオで演奏。また、チャールズ皇太子を招待して行われたコンサートに出演。

2000年クリストファーデューク記念国際コンクール25歳以下の部門を16歳で優勝。2002年、英国王立音楽院大学課程に奨学金を得て特待生入学、2008年同大学院を卒業。在学中、テッサ・ニコルソン、ルステム・ハイルディノフの各氏に師事。ヴィヴィアン・ラングイッシュ賞、レズリー・イングランド賞、他8つの賞を受賞。2010年、英国王立音楽大学修士課程を修了。在学中、ゴードン・フェルグス・トンプソン氏に師事。

名誉あるセント・ジョンズ・スミス・スクエア、ロイヤルオペラハウス、ウィグモアホール、セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ、ロイヤルフェスティバルホール、ブリストル大聖堂などにおける多くのコンサートに選抜され、 ソロ、室内楽で出演する。ソリストとして国内外のコンクールで優する他、室内楽奏者としても数々のコンクールで優勝。

2004年にレイトンハウスでチェルシー精神病センターのナイチンゲールプロジェクトへのチャリティーリサイタルを開催したことをきっかけに、チャリティコンサートを多数開催。

2010年王立音楽大学大学院在学中、アンサンブル・ディスクワイエットと、メンデルスゾーン作曲 《ヴァイオリンとピアノのための協奏曲》を共演。同年、ルーマニアのアテネ音楽堂にてリサイタルを 行いスタンディングオベーションを受ける。2011年、ルーマニアで同協奏曲をルムニク・ヴルチャフィルハーモニー交響楽団と共演。その他、各国大使館主催のコンサートに多数出演。

卒業後はソリスト、室内楽演奏家としてヨーロッパを拠点とし、音楽祭やリサイタルなど幅広い演奏活動を行う傍ら、ロンドンの音楽学校でピアノ科教授を務める。
2015年日本に帰国し、現在は演奏活動を行う傍ら後進の指導にも当たっている。

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